Shovelog

Snow Lights Films

写真を考える

とくべつな写真

誰にでも行ける場所で誰にでも撮れるものを撮るのが面白いと思ふ。

リンコの声

ボクには絶対に撮れない写真シリーズとして高橋恭司の次は川内倫子「M/E」を観に行った。勿論高橋恭司のようなあの世感は感じない。会場は圧倒的に女性が多く、ちょっと苦手としていたふわキラのイメージが離れなかったリンコさんだけれど、デジタルになった…

写真みたいな風景

視覚の信号は脳内で心地良い風にトリミングされ、いつの間にか自己形成された写真的知覚で風景を見ている。

Eyes of Akira Yoshimura

今日からの展示。忘れないように覚書。 gallery.tcp.ac.jp 吉村朗の眼 Eyes of Akira Yoshimura2022年10月11日(火)〜11月19日(土)東京綜合写真専門学校4F Gallery Forest

One and only

代官山まで高橋恭司の展示を観に行った。高橋恭司は写真作家とはちょっと違う唯一無二な存在のような気がする。正直昔はさっぱりわからなかった。昔どころか10年前にカッコいいと思った写真が今やつまらないと思えてしまうほどボクも写真界も変わったと感じ…

アナクロリズム

caveayumigallery.tokyo 強烈な疾走感のある映像はいつも平面に映し出されない。秒30フレームを1/5に刻んだ映像をさらに細かく刻みながら金村さんが楽しんで編集しているのが目に見えるようである。デビュー以来誰にも媚びることなく都市の暗点をアートに昇…

絵画と写真

コロナ以来大規模展に出かけてなかった、というか開催されていなかった。日曜日は久しぶりに京橋に出向きアーティゾン美術館へ。ブリ美からリニューアルされてから初めて入った。目に馴染んだ柴田さんと理策さんの写真がセザンヌやモネを交えて美術館で並ん…

しゃしんのとりかた

Nikon FM2 Hatagaya Shibuya Tokyo 美しいと思ったものをシャッターチャンスを狙って一枚一枚しっかり構図をよく考えてブレないようにしっかり構えてピントはしっかり合わせて撮りましょう。 教科書の全く反対をやった方がその人らしさが出る。 なんでもない…

築土構木

Nikon FM2 Planar50/1.4 Minamidai Nakano Tokyo 吉田志穂さんの「測量 山」をニコンプラザで観る。木村伊兵衛賞は2017年の小松浩子さんから物質性が強くなった。一枚の強さというより作業の蓄積。ノミネートの西野壮平さんもそうだった。同時展示される西新…

レッドライト・ハタガヤ

Nikon FM2 Planar50/1.4 Honmachi Shibuya Tokyo 以前、ある写真家が年を取ると暗室で集中できる時間が短くなってくると言った。ある写真家は暗室は体力勝負だと言った。 水温が丁度いい週末は久しぶりに暗室に入った。久しぶりに新品の印画紙のハコ開けた気…

考えずに撮る

Hamamatsu / Nikon FM2 Planar50/1.4 何も考えずにシャッターを押すというのは無理だけれどー(金村修) 自意識を捨て、無意識に近い意識下で撮るということを意識しながら。ここ何年かはずっとそれを考えてた。その意識下の元で何に反応したのかということ…

山崎弘義写真展「CROSSROAD」

Olympus μII コロナで1年延期となった山崎弘義さんの展示がようやく。https://fotopus.com/showroom/index/detail/c/3194ブローニー1本4コマの渾身のストリートショット。世の風潮ではもうこんな撮り方ができるような時代じゃなくなってしまったけど、しかし…

循環

9月22日。出社前に新宿へ。斎藤さんの巡回展。 31104415.com さらに「過剰」さに磨きをかけたパノラマとロール紙の超大型プリント。見慣れた同じ風景は連から環へ。ジャパニーズ・ウエイ・オブ・ライフ。つくづく写真というものは労働なのである。会期は本日…

Debugger

夕刻、密になっていないTPPG。その昔はローライ、そしてSWC使いの有元さん。接写された昆虫のポートレイトは以前ariphotoで拝見したときにハッセルでここまで寄れるの?と謎だったけど会場で謎が解けた。美しく光が回り込んだ昆虫はモノクロによりディテール…

安かろう悪かろう

Tri-X Summicron50/2 Gamagori,Aichi以前、まだモノクロ現像代が高くなかった頃、20本くらい溜めちゃうと面倒臭くてラボに現像出したりしてた。ある時、もっと安いラボに出してみようと試してみたらあらまあ大変なことに。一段以上濃いネガと高コントラスト…

コパルシャッター

先週の記事で褒め称えたばかりのマキナがエライことに。粘ってるねえ。1速だけシャッターが粘るっていう奇妙な現象。コパルには珍しいらしい。しかしさすがに現場ではとても気づけない。20本中8本もの真っ黒ネガで発覚。あーあーまた入院ですわ。いや、入院…

Grand Prixのローライフレックス

週末は腰を据えて長編映画の「Grand Prix」を観る。Grand Prix 1966。もはや55年も前に作られた映画になってしまったけどレース映像の迫力では未だナンバーワンでしょう。そしてなんといっても旧車好きにはたまらない葉巻型フォーミュラー。フェラーリ、BRM…

Hyperspace

Olympus μII 2017.06 カメラメーカー系で活躍するフォトグラファーの友人と久しぶりに焼肉。なんでフィルムで撮るの?なんでデジタルで撮らないの?って言われても明確な返事はできなかった。君が納得できるようなたいそうな理由はないんですよ。

Sleepwalk

撮るに足らない景色。遠目に見た時はビビッと来た景色も寄るにつれてだんだんと取るに足らない景色と化す。

Permanent Vacation

ロジナールで現像したら真っ黒いネガが出てきた。一段分は露出オーバーなネガだよやべーな、それでも標準レシピから2割時間減らしたんだけどなあ。いきなり4本タンクでやったのが痛手、勿体ねえ。これ焼くの苦労するだろーな、現像液なんて変えるもんじゃな…

Stranger Than Paradise

現代アートは、美しいものを目指していない、感動もない、不快なもの、なるほど。渡部さとるさんの解説がわかりやすい。 https://youtu.be/f4_EwbL7L28 そういえば、まずは自分の美意識をを全て否定しなさいってよく言われた。

無意味

虹をモノクロで撮る無意味さ。

金村修さんの新レーベル"Killer Agent"

金村修さんが今年設立した新レーベル"Killer Agent."http://kanemura-osamu.com/2020/02/14/photobook-marshmallow-brain-wash/写真集は8×10サイズで斤量を抑えてあるので48Pでも驚くほど軽くコンパクト。コンパクトだから見やすい。重い立派な写真集を嘲笑…

黒く写るカメラ

「このカメラは黒く写るカメラなんですか?」ボクの撮った作例を見ての質問にしばらく固まってしまったが、間も無く一切を理解した。質問者はモノクロフィルムを知らない世代なのだ。今年に入って暗室とか機材などの整理モード。その中でもう使わないであろ…

EPSON SCAN2はMacで動かない

この画像もそうなんだけど、ネガのデジベタはEPSONのフラットヘッドスキャナーでとっている。昨年64bit版のスキャンアプリケーションのEPSON SCAN2がリリースされたが、このアプリはMac OS上だとコマ検知してくれない。EPSONに問い合わせたところ、一コマづ…

雨の日はベタ

屈伸運動だった昨日の撮影で膝がガタガタの天気の悪い日曜日は写真展まわりする気力もなく、こんな日は一日スキャナーでベタ取り。溜めると結構面倒だ。さてそろそろ帰って麒麟が来るを見る。

ストリートスナップ再考その2

過剰道徳、サイバーカスケードの恐ろしさとか色々書きかけたけどやめた。書けば書くほど自分も同じようになってしまいそうで。昨日散々批判してみたけど、彼を陥れるつもりでも擁護するつもりでもない。フジフィルムの動画の作り方が一番の問題なのはわかっ…

ストリートスナップ再考その1

フジのPVの件では連日Twに意見が書き込まれている。ストリートスナップは写真の伝統ではあるが、芸術分野とはちょっと違う。スナップはドキュメンタリーの領域だ。よってアートを盾にする擁護派の意見は違和感がある。アート写真とは、一般的な写真的知覚の…

写真的知覚

写真的知覚というのは、いったん構築されるとなかなか絵画や彫刻のようには変えられない。壊すことは自己崩壊につながる。つまり写真というのは、自己と知覚が結合してしまっているメディア。(港千尋)この写真的知覚をぶっ壊すところを常に考えているんだ…

西日本町

モノクロのRC印画紙を低く見る人が居るけど、ボクはあのキラキラ感は嫌いじゃない。むしろ好きだ。被写体によるんだろうけど。ただ、RCのモノクロ半光沢は中途半端で好きくない。

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