対照的な展示を二箇所まわる。
丸の内のFフィルム社で仕事仲間のO氏の展示とSQ社でS藤さんの展示。
丸の内はメーカー系ということもあってお手本のような絵葉書のような「美しい写真」。ボクには決して撮れない(撮らない)写真だけど美しいだけでは感動しないし物足りない。O氏とは年明けに焼肉を食いに行こうと約束してSQ社へ。対局の銀塩モノクロのS藤さん。見慣れたイルフォードのFBクラシックのプリントはホッと落ち着く。しかしSQ社ギャラリーも2年先まで埋まってるというのはびっくり。ジワジワとすごい人気が出ちゃったのか、それともギャラリーが減ったためであろうか。家から近いという事もあってボク自身いつもふらっと立ち寄るのはここなので、いつかは、とか考えていたんだけど簡単には手が出そうにないですな、、、。
プリントについてご本人はうまく焼けてると仰っていた。僕には少しだけ眠く感じたんだけど、ただ、これは好みの問題であって、プリントが上手い下手の判断材料にはならない。各々好みの焼き方があるからでしょうかね。自分の画としてみたら1号分やわらかいってだけ。あと、適正コントラストだとしても大全紙となるとちょっと眠く感じるかもしれない、ってのもよくある話。
ロクナナだし視点が似てることもあってごく自然に構えずに観れる写真。彼が何を思ってこの展示のセレクトをしたのか、写真集にはもっと好みの写真があるのに、とか色々考えながら写真集を見ていく。いつでも話が聞けるからと掘り下げた部分まで問わずに会場を出たが、そう、全部聞くより想像した方が面白い。タネは少し隠しておくくらいのがちょうどいい。