Shovelog

Snow Lights Films

ビル風に向かひて




バイクが停めてある駐車場はマンションの軒下で、建物に囲まれているのだけれどビル風の通り道になっていてそこだけ風がもの凄く強い。ビル風と認識するのは敷地の外に出ると意外に穏やかになるからである。昨日も駐車場内の何台かのバイクカバーが捲れあがってしまうほどビル風は強烈だったけれど、都内はどこも風が強くて寒かった。あまりに冷たくてとうとう禁断のアレを装着することにした。

昭和感満載のマルトのハンドルカバー。○にトの字とHighest表記がノスタルジック。
見よ、この勇姿。というかハンドルカバーにまったく違和感がないスーパーカブ。カバーの効果は絶大で、都内の通勤程度ならば素手でも大丈夫かもしれない。


こちらは正月に試乗させていただいた非効率研究所所長のリトル・ホンダPC-50。今や超稀少車である。ハンドルカバーはプチプチだけれどこれでも十分効果あり。19吋ホイールも相まってか乗り心地は頗る良い。

このリトルホンダの出所を知って驚いた。ボクの実家だった場所から150メートル離れた米屋さんのバイクだったとの事。もちろん我が家の米もそこで買っていたし、冬になると灯油をここへ買いに行くのがボクの仕事だった。小学生には重労働の20リットルポリを運ぶのが本当に嫌だったのを覚えている。当時は確か700円台だったか、今や3倍である。もちろん給料は3倍になっているはずもなく、今季も当時の親父の賞与額を超えられなかったのが悲しい。当時の親父の会社の代表は田中角栄だった。

 

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