Shovelog

Snow Lights Films

絶景高所



都内某スタジオ。ここの喫煙所は非常階段近くにあるのだけれど、外を覗くと目がくらむほど高くて怖い。高さでいえば10階にある仕事場のベランダの方が高いはずなのだけれど、そこは全然平気なのにここはなぜか怖い。下の景色に吸い込まれそうになるのである。二輪試験の幅30cmの一本橋は何メートルでも走れるけれど、幅1メートルの堰堤の上は絶対走れない、絶対落ちると感じる。昔、ダム工事を手がけていたころはその高さは全く平気だったのに、昨年そのダムに行ったら下を覗けないほど怖かった。おそらく高さというのは慣れなのではないだろうか、「落ちたらどうしよう」という最悪の結果の想像が恐怖心を煽るのだろうけれど、毎日見ることによって「安全である」という意識を刷り込んでいくのであろうか。それでも鳶の子に生まれなくてよかったと思う若干高所恐怖症ビビリ野郎である。

 



1923年クライスラービル建設。とても見ていられない。


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