Shovelog

Snow Lights Films

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f:id:honday3:20210820203828j:plainhonmachi Shibuya / Nikon FM2

映画「 メッセージ」の後、あらためて「2001年宇宙の旅」を観てみた。デジタルリマスターされた映像はとにかく綺麗だし、宇宙におけるバキバキのコントラストはこの映画が先駆けでありCGの無い時代に工夫して撮影された映像は感慨深い。ストーリーは端折りすぎてさっぱりわけわからない映画なんだけど、町山智浩さんの解説を聞いて、やっと理解できた。ただの旅行映画じゃなくて実は壮大な映画だったのである。インターステラー、メッセージのエピソードゼロみたいな立ち位置でしょうかね。Aiに嘘をつかせたために人工知能は精神を病んでしまって人間に歯向かい出す、という話なんだけどこれ1968年の映画よ、すげーよな。テレビ電話はもちろんiPadも出てくるし声紋認証とかAIとかワープ(ハイパージャンプ)とか今でこそわかるものが50年前の映画でザクザク出てくる。当時の人はさっぱりわからんかったと思うよ。この50年前に考えられた驚異、AIの暴走ってのは近い将来十分あり得るだろうなーと。そうなったらウイルス級に厄介ですよコレ。今、映画で50年先を描くとすれば、暗雲立ち込めた世界しか想像できなような気がする。宇宙進出も映画も夢と希望に満ちていた50年前が素敵に思えて仕方ない。

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