Shovelog

Snow Lights Films

絶景東京537

 

 

暑いけれど風が爽やかである。梅雨前の一番良い季節は少し早起きをして遠回りをしながら仕事場に行く。途中昼飯を買おうとOKストアに寄るといつものカブも停まっていた。いつものカブは通勤途中にあるカフェのマスターの通勤車と思われ、いつもお店の前に置かれている。毎日見ているお馴染みのこのカブは1968年頃の所謂マックイーンカブで、今や滅多にお目にかかれない貴重なカブである。貴重とはいえ雨の日も雪の日も毎日使い、外に置いてあるようなそんなラフな乗り方に非常に好感が持てる。とはいえ車齢は50年を越えているので塗装は褪せてカサカサになりシートにはコンビニ袋が被せられ、しかしそんな状況でもなぜか不思議と錆びていないのである。
一昨日S谷メカが会話の中で「古い英国車でも毎日のように動かしている車は雨ざらしでも不思議と錆びないんだよね」という話をしていた。メカニカルな部分は油が回るので解るとして、ボディは何故錆びないんだろうかと不思議に思う。そういえば以前別の旧車仲間が電気が関係しているのではないかと言っていた。その人も雨ざらしで旧いミニを通勤に20年以上使っているけれど大きな錆は無いのである。彼は発電機を回すことによってなんらかの余剰電気等がボディアースから流れ、防錆効果があるのではないかと仮説を立てていた。鉄と電気の関係はよくわからないけれど、とにかく古い機械の現役感というのは何故かピカピカにレストアされた車両より断然魅力的に見えるのである。雨の日は乗らないなどという考えはボクにもない。



 

にほんブログ村 にほんブログ村へ