Shovelog

Snow Lights Films

八勝七敗

 

 

地元の友人からの電話は1時間以上にも及んだ。途中ブランクはあるけれども中学生来の友人である。自営業のこと、主催のイベントのこと、女性のこと、兄弟のこと、子供のこと、友人知人のこと、色々な厄介事が一気にのしかかり潰れかけていた。時々言葉に詰まり涙ぐみ、話している内容が支離滅裂になりかかっているのは彼にとって危険信号である。ボクよりはるかに精神力の強い男だったけれど、とにかく色々ありすぎた。小説か映画にできるくらいの人生である。支離滅裂な内容をもうボケたのかと指摘し、お互い歳をとったからなと言って自虐ネタで無理に笑わせてみる。数少ない腹を割って話のできる友人のピンチに助け船を出してやれない距離が歯がゆい。

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