Shovelog

Snow Lights Films

機能美

 

 

 

若い頃はカブなんてクソだせえと思いつつも、幼い頃から当たり前のようにある、風景のようにそこにある不変なその姿が、突然ある時から機能美として見えてくるのである。20年ぶりくらいに友人に借りて乗ってみたらそれはもう軽くて楽しかった。大型バイクに乗っていた頃にSR400に乗ったら「軽っ!自転車みたいだ」って思ったし、中型スクーターに替えた時もすごく軽いと思った。さらに125スクーターに替えたときはもうそれは風に飛ばされそうなほど軽くて頼りないと感じたけれど、今やその125スクーターですら取り回しが重いと感じるのは体力が落ちたのか齢のせいだろうかなんだかちょっと悲しくなる。そんな非力人でも扱えるような軽さのスーパーカブだけれど不思議とスクーターよりオートバイらしい乗り物だと感じたのである。


新車みたいだけれど15年経っているので色々確認。まずはオイル交換とプラグ交換を済ませ異常に低かったアイドリングを調整。さらには前オーナーが替えたと思われるつま先メインのシフトペダルを交換する。クラッチが無いから回転が合わないと靴が壊れてしまうほど重くて引上げ(シフトダウン)ができない。とにかく普通の二輪車と逆になるので頭が混乱してよろしくないので通常のシーソーペダルに戻す。ペダルは純正だけれどカカト位置がやや高いカブ110用を流用した。カブは純正部品も社外部品もたくさんあるし何より情報がたくさん開示されているので有り難い。

 

にほんブログ村 にほんブログ村へ