チョコレートと同じエンブレムの馬に乗る女性、レディ・ゴディバはベルギーじゃなくて英国コベントリーの伝説の人である。そしてこれは同地製造の名機コヴェントリークライマックスエンジン。ピッカピカのロータスエリートで拝ませていただいた。そんなわけで車好きのおじさんたちはゴディバのチョコをもらうとF1で活躍したロータスやクーパーを思い浮かべるのであります。ゴディバといえばクライマックス!そしてロータス+クライマックスといえばジムクラーク!
日曜日は定例会。この日の乗せてもらってもいいですかコーナーはトライアンフ・スピットファイア1500。ミジェット1500とはエンジンとミッションを共有する仲だけれど厳密にいえば兄弟車ではない。モノコックのミジェットに対してスピットはラダーフレームにボディが乗っているのでその操舵感は想像がつく。そのためかドライビングポジションは戦闘的なミジェットに対してかなりゆったりしているツアラーのような心地よさ。シート後方にも余裕があるしトランクも広いし何より一体感のあるハードトップが羨ましい。
横置きリーフだけれど独立式でハの字をかくリアと尻下がりのスタイルがセクシー。
保守的なガチの英車党からは別カテゴライズされそうなミケロッティによるイタリアンデザインは、もうイタ車と言ってもいいくらいに艶やかで色っぽい。先月のX1/9といい、このスピット1500、そしてミジェット1500は80年代後半に格安だったボクらの青春カーズなのである。