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野帳族

f:id:honday3:20201226164722j:plainLeica M6

測量野帳が人気らしい。かくいう私も社会人になってすぐに手にしたのがこの野帳。設計会社で測量ばかりやらされてた頃。その後ドラフターと睨めっこの日々を5年過ごしゼネコンに鞍替えしてまた野帳が欠かせない日々が続く。そして現職になってからもしばらくこの野帳を愛用していたよ。トランシットとレベルとスケッチの三種類。トランシットとは角度を測る測量器、レベルは高低差を測る測量器。それぞれ数値の書き方があるんだけど、プライベートで使う今の若い子の書き方は斬新だ。野帳は他人に見せる前提で書き込むので現場でいかに早く美しく書くかというのが重要で、野帳用の数字の書き方なんてのも叩き込まれたものです。これもまた総務部の後ろの棚に山積みになっていて使い放題だったけどボロボロになるまで書き込んだ野帳もなかなか迫力がある。

測量といえば今では当たり前の機械なんだけど、当時は画期的なマシン、測距儀というのが現れて光波で距離と角度を同時に測ることができるようになり測量作業は飛躍的に楽になったのを思い出す。確かトプコングッピーって可愛い名前だった。この測距用ミラーを抱え命綱頼りに断崖絶壁を登らされた辛い日々も思い出す。
ドローンやパソコンやGPSが発達した今はもっと効率的に精度良く測れるんでしょうねえ。

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