Shovelog

Snow Lights Films

電波容量

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エイプリルフールな日は、風呂上がりに新元号発表を聞いた後、パシフィコ横浜へ。桜も少なく肌寒い入学式。いつもの展示ホールがパイプ椅子で全て埋まる。何より家族・保護者の参加数がハンパない。名門大学の入学式ともなれば親にとっては子育ての集大成でもある。そして家族にとってそこに行くという目的は見る・参加する以外に記録映像を撮るという事が大きな仕事となり、撮影された成長の記録と節目の画像データは即座に電波に載せられ親戚中配られ、あるいはSNSによって拡散される。撮影スポットとなる入学式の看板の前は休日のディズニーランドのように長蛇の列ができ、わずかに咲いた桜の木の下も取り合いとなる。そして一斉に送られる画像電波は混み合い携帯電話も繋がりにくなる。家族と連絡が取りづらくなった子供たちは電波と現実の狭間で迷子となっている。

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