Shovelog

Snow Lights Films

ヒノヨウジン

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Leica M6

都心でも夜回りの火の用心の拍子木が聞こえる。そういえばタバコも吸わなくなったしマッチも使ってないなあ、ガスもIHに代わってきてるし昔に比べれば火災リスクは随分減ったはず。今日みたいな大風の日には江戸の人たちは災禍を覚悟し緊張して過ごしたらしい。あらゆる面でリスクの少ない安全な世の中になってきたけど、その代わり妙なウイルスが蔓延しはじめた。結局人間ってのはいつの時代も緊張感を持って生きなきゃならない定めなのかなあ。

来年は穏やかに過ごせますように。

四号線夜景

f:id:honday3:20201228191006j:plainLeica M6

今年最後の現像をする。コロナのせいか今年の撮影本数は150本と少ない。来年は、、とか言ってもフィルムの値段が上がりすぎてさすがにパカスカ撮れなくなった。2021年はプリントをメインとしようか。デジベタだけ作って焼いてないコマがあまりにも増えてしまった。

野帳族

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測量野帳が人気らしい。かくいう私も社会人になってすぐに手にしたのがこの野帳。設計会社で測量ばかりやらされてた頃。その後ドラフターと睨めっこの日々を5年過ごしゼネコンに鞍替えしてまた野帳が欠かせない日々が続く。そして現職になってからもしばらくこの野帳を愛用していたよ。トランシットとレベルとスケッチの三種類。トランシットとは角度を測る測量器、レベルは高低差を測る測量器。それぞれ数値の書き方があるんだけど、プライベートで使う今の若い子の書き方は斬新だ。野帳は他人に見せる前提で書き込むので現場でいかに早く美しく書くかというのが重要で、野帳用の数字の書き方なんてのも叩き込まれたものです。これもまた総務部の後ろの棚に山積みになっていて使い放題だったけどボロボロになるまで書き込んだ野帳もなかなか迫力がある。

測量といえば今では当たり前の機械なんだけど、当時は画期的なマシン、測距儀というのが現れて光波で距離と角度を同時に測ることができるようになり測量作業は飛躍的に楽になったのを思い出す。確かトプコングッピーって可愛い名前だった。この測距用ミラーを抱え命綱頼りに断崖絶壁を登らされた辛い日々も思い出す。
ドローンやパソコンやGPSが発達した今はもっと効率的に精度良く測れるんでしょうねえ。

D70s

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久しぶりにニコンD70sを充電してみた。7年ぶりにスイッチ入れてみたけどさすがにバッテリーは空っぽだった。いや、ほんと、7年くらい持ってるんじゃないかってくらいD70系はバッテリーが持つ機械なのですよ。7年前に使ってたというのも驚きなんだけどね。CCDでグローバルシャッター、1/500までハイスピードシンクロできるという名機ですよ。2005年に発売と同時に買ったんだけど、当時のデジタルカメラはすごいスピードで進化していったのですぐにお払い箱となってしまった。あらためてその画を見ると尖らずスローな気分にもなれる。これも立派な仕事に役に立たないカメラだ。きっと2021年はクラシックデジカメが流行るでしょう。エプソンRD1なんていいんじゃないですかね?D70と同世代、600万画素!

西原晴景

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例年の倍以上は仕事したクソ忙しかった2020年、しかし売上は半分以下、賞与くれよ、なんてこの状況で言えるわけない悲しいサラリーマン人生。それでも役員にならなくてよかったかもね。公私ともそろそアレコレ指図される人生からオサラバしたい。なるほどそうやって年寄りはガンコになっていくんだなあ。

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