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Snow Lights Films

ひのえうまの女

 

 

井原西鶴好色五人女」に登場するの八百屋のお七は、1683年、火災の避難所で出逢った男性と恋に落ちたが一旦離ればなれとなり、ふたたび火事になればまた会えると思い込んで放火をしてしまうという気性の激しさ。これはお七が丙午(ひのえうま)の年の生まれであったことから、以来丙午生まれの女子が疎まれるようになったという。どうやらここからひのえうまの迷信がはじまったらしい。

2026年はひのえうまとなる。前回のひのえうま、1966年は出生率がガクンと下がり、学校のクラスも少なかったようである。ひのえうまの女性は結婚すると夫を食い殺すとか、この年は火の災難が多いとか、お七の迷信が蔓延っているようだけれど実際どうだったのであろうか。ひのえうまの女性は幾人か知っているし過去に男女の仲だった女性も居たけれどみなそんな感じは受けない。
本当のところはどうだったのだろうとWikiを見てみるとこんな記述があった。

四柱推命で注意を要するのは「丙午年生まれ」でなく「丙午日生まれ」で、「戊午日生まれ」や「壬子日生まれ」と共に十二運が最強の帝旺、宿命星日刃がつき、男女とも異常なまでに強い性格となり結婚相手との間に支障をきたしやすいとされる。男性はワンマンな亭主関白、女性もカカア天下で、家長になるべき夫の面目丸潰れになることから「夫を食い殺す」などの迷信が生まれたものと推測する。

何年生まれでも何日生まれでもお七級の女子は居る。ボクは実際それを見てきたし理不尽かつ強烈なストレスも受けてきた。それは干支周りではなくその人の育った環境によるものであろうと考えている。お七はたまたま丙午生まれだった、というだけの話しである。

 

 

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