9年前の参院選。ラフな口調だけれど実に心地いい見事なリズムと艶やかな声で言葉を差し込んでいく三宅洋平の演説はうまいと思った。それはある意味音楽的だとも感じた。当時何箇所かで傍聴し、彼の思想のすべてが同意できるものではなかったけれども、あちこちで聞こえた嗄れた声で泣き叫ぶような演説よりよっぽどマシだと思った。
人は見た目による、という持論から「顔」が生理的に受け付けないと思う候補者は除外していく。それなりに力のある人は顔ができあがっていると考える。しかし唯一例外だなと思ったのは石破さんだった。