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Snow Lights Films

西野壮平のプロセス

f:id:honday3:20220207192022j:plainHatagaya / Nikon FM2 Planar50/1.4

先週放送された西野壮平の情熱大陸を見て驚いた。とっくにデジタルに移行しているかと思ったらHCLの封筒に入った膨大なネガを捌いていた。10年前から3倍以上の価格になったフィルムこれだけ使うのであればクライアントから提示された予算も足りないというのも理解できた。それをまた取り込んでのデジタル出力をおこなう。一連の西野壮平の作業はドキュメンタリーの動画編集に似ていた。写真を貼り付ける前の大きなキャンバスに向かった時に発した"ドキドキしてきた"という言葉は、まとまった動画素材をタイムラインに落とし込む時のボクが感じるドキドキと同じである。彼もドキドキはするけれど楽しみで仕方ないといった心境だと確信した。この、今まで撮りためた素材を一気に貼り込む彼のプロセスは実に動画編集的であり、写真家が通常行うプロジェクトのプリントのセレクト作業とは全く異なるものだと気が付いた。

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