Shovelog

Snow Lights Films

ライカウイルス

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Googleの広告は、クルマ、バイク、カメラ、映像、あと仕事関係のギョーカイネタが繰り返される。最近妙に多いのがライカ。特に検索したワケでもないんだけど、年齢的にも嗜好的に自分はまさにライカがストライクであろう人間像なんだと思う。iPhoneGoogle広告だと個人のライカブログが紹介される。デジタルライカにオールドレンズの描写がたまらないと。で、そこに紹介されている作例写真は残念な写真。大抵そうだ。
何年か前、渡部さとるさんが新年会である実験をしていた。ライカM9とiPhone7で撮った写真をそれぞれA3でプリントし、どちらがライカでどちらがiPhoneかを見比べて当てるというものだ。確かに写真に差異はあるものの、どちらがライカでどちらがiPhoneの写真というのはほとんどの人が見分けられなかったという。結局それくらいのものなのだと思う。この実験はライカ使いを落胆させようという目的ではなく、結局、写真というものは何が写っているか、表現されているかがポイントであり、写真機はプロセスのひとつにすぎず、描写の味わいを目的に写真を撮るわけではないということだと。もちろん、ライカという機械を使う事の愉び・高揚感は大いにあると思う。車やバイクだって同じですからね。まあ所詮写真機なので出てきたものが全てなんですよ。と、書けば書くほど、買えない貧乏人の僻みみたいになっちゃうのでこの辺でやめときましょうかね。

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