Shovelog

Snow Lights Films

OF

 

大竹伸朗展は図録が素晴らしい。こんなに豪華な図録が2700円とは驚きである。製本はドイツ特許のナニだっけか、中平卓馬サーキュレーションの製本と同じ1頁づつ完全に開ける技法で製本費用は高額、しかも糸が蛍光の水糸を使っている。展示内容はまったく余白がない見応え。これを気持ちいいと感じるか恐怖と感じるかはまさに現代アートの世界である。あの隙間恐怖症的なコラージュや立体工作を作る人はボクの周りに何人か居る。性質なのか性格なのか彼らは誰を模したわけでもなく自然に物を重ね貼り合わせ書き込みながら隙間を埋めていく。そしてボクもそれを見ていて気持ちいいと思う。そういえばボクのフレーミングもその傾向があるけれど最近は余白を楽しむようにしている。

 



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