Shovelog

Snow Lights Films

町の境界線


年末の買い出しで町に出た。まるでハイジとおんじが村に買い出しに行くように町に出た。愛知の実家に居た頃から買い物は「町へ出る」という言い方をしていた。住んでる場所はそんなに田舎ではなかったけれど町は特別な場所だった。果たして町というものの境界線はどこだろうか、おそらくGoogleMapで言えば黄色く塗られた区画が町というのであろうか。いやそこは町ではなくて街というべきだろうか。渋谷で言えば井の頭通りのハンズあたりから、公園通りだったらパルコ手前くらいだろうとか考えながら渋谷に向かった。以前なら宮下公園にチャリやバイクをパッと停めて町に出られたけれど、ミヤシタパークなるものができてからチャリやバイクを停めるのがちょっと面倒になってしまった。さらに昔に遡ればバイクやチャリは店の前に平気で路駐していた時代もあったなあと懐かしんでみる。あの頃は何より町に出るのが楽しかったしあの雑多さが街らしいと思った。町はコロナ前に戻ったかのように賑やかだった。賑やかと言うより帰宅ラッシュに巻き込まれて村人おんじには大変苦痛だった。それでもなんとか真新しいスクランブルスクエアにたどり着きハイジへの土産物を買うことができた。目的を果たしたら早々にGoogleMapの黄色い区画を出た。村へ戻ればまだ1日分仕事が残っている。

 

 

 

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