先週末、ミジェットで走り出したらどうも田舎臭い。田舎臭いといってもそれは雰囲気とかではなく実際に鼻が臭いのである。雰囲気が田舎臭いという事は誰が最初に言い出したのかわからないけれど、それは実際に臭かったのかどうなのかとか考えながらボクが通った中学校は豚舎がそばにあり風向きによっては教室中がその匂いになったのを思い出した。そんな環境で育ったボクは田舎の臭いには慣れてるとはいえだんだん強くなる尋常じゃない匂いに我慢できず八王子インターを降りたところでボンネットを開けてみた。まさか自分がそうなると思わなかった、エンジンルームがネズミの糞尿まみれになっていた。
厄介なのはヒーター下にたっぷり付いた痕跡でサーモスタットが開いた途端に車内に強烈な糞尿臭が充満し窓全開でも頭が痛くなるほどである。ほとほと嫌になってしまったがこのまま放置するわけにもいかず台風が去るのを待ってバッテリーとヒーターを外して水洗い。当然運転席と助手席は水浸しになるけれど致し方ない。フロアに溜まった水の汲み出しと注水を何度も繰り返し最後にパストリーゼでゴシゴシに洗ってなんとか幾分和らいだような気がする。とにかく一度付いてしまったケモノ臭は大変厄介であり、もしデフへの配管側にも糞尿があったとしたらインパネからバラすことになってしまうので恐れ慄いている。
スプリジェットはこの穴から足元とデフに温風が行く。ここに堆積物があったとするとその地獄は想像に容易い。
ついでに外したヒーターユニットを水洗い。2年前に水回りはリフレッシュしているはずだけれど茶色の水がドロドロと。今年の夏はヒーターユニットを外そうと思っていたけれど面倒でそのままにしてあったのが運のツキか。来シーズンは外すつもり。
車をオモテに出して車庫内も大掃除。出てくる出てくるネズミの糞尿。結局半日デッキブラシで格闘することとなった。
