Shovelog

Snow Lights Films

あの頃の英国車

f:id:honday3:20210622202251j:plainHatagaya / Olympus mju II

ボクが18歳で初めてミニを買った頃は(日英の1000HL)ラバーバンパーミジェットは結構な数が中古で出回っていて、というか溢れていて、店頭に格安の値段で並んでいたものです。当然ミニより安かったんだけど全く見向きもしませんでした。
高校生の頃からスクランを欠かさず愛読し、いっちょ前に頭でっかちな英国車知識を詰め込んでたボクはストロンバーグキャブや排ガス対策で牙を抜かれ、5マイルバンパーやロスタイルホイールにメッキホイールリムなんて、アメリカのご機嫌伺い的な英国車が大嫌いだったわけですよ。
それから30年経った去年のある日、麻布通りを軽快に走り抜けるオレンジのウレタンミジェットを見かけました。バンパーもロスタイルホイールもまんまオリジナルで、ボクより少し年上の白髪のおっさんが二人ギュウギュウになって乗ってたんだけど、それが何だかやけに羨ましく見えてしまったのですよ。あの青春の日々がフラッシュバックしたというか。70年代後半からバブル時代にかけての、日英自動車がミニの輸入を再開した頃の、あの年代にノスタルジーを感じるようになったのでしょう。MacならポリタンクのG3にグッと来るように、不細工なウレタンミジェットにいとおしさを感じてしまったのです。

 

f:id:honday3:20210929004847j:plain3台とも愛車としたことがあるクルマたち。左は20代半ばに乗っていたMG1100。まん中は云わずとしれたミニ1000。ミニは3台ほど乗り継いで最期はクーパーS1275MK-1に辿り着いた。

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