10月11日。
台風一過とはならなかった曇天。オペラシティまで歩く。足元のド派手なKENZO × H&Mソックスは3年前に買ったきり忘れていたけど、先日の高田賢三さんの逝去のニュースを見て思い出してタンスの奥から引っ張り出した。そして石元泰博写真展。
石元さんといえばニューバウハウス、あの時代のシカゴ・東京と、アーバニズムな都市の切り口やバウハウス的なアート写真、建築写真は超有名だけども、ボク的にこの展示では曼荼羅に圧倒された。大型プリントを前にして立ちすくんでしまったのである。美しいピンクの肌色、照明からバックの壁色も計算された完璧なインスタレーション。吸い込まれるような曼荼羅画は巨大な写真となった瞬間にオリジナルを超えてしまったかのようだ。これを写真として撮る意味はそれが狙いだったんだろうかと確信してみたり。しかしいつもながら大規模展示はエネルギーを使う・・というより吸い取られる。ここを出る頃にはヘトヘトになっていた。
展示は12月20日まで。
入館には事前予約が必要。
