Shovelog

Snow Lights Films

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f:id:honday3:20200809182226j:plainTri-X Summicron50/2 Shibuya,Tokyo

車に轢かれ救急車で運ばれた同僚は幸い軽症だったのでヤレヤレ。
朝からツイてなかった。
お盆といえばイッセー尾形の一人芝居を原宿に観に行ったものだけどもはやチケットが取れないというかコロナだしね。お盆の芝居といえば稲川淳二の怪談も観たい。けどコロナだしね。先日観たもののがよっぽど怖かったけど。
なんて原宿を抜けてくるときに急にイッセー尾形を思い出したの巻。

原宿から富ヶ谷に向かう代々木公園沿の通りの日陰で休んでいた。
あまりに暑くて一枚もシャッターを切れずそのまま仕事場に向かおうとしていた。吸っていたタバコが間も無く終わろうとした時、甲高い音とともに1台のポルシェ964がボクのすぐ横に停まった。Rufのエンブレム、相当なチューニング車であろうエンジン音は全開で回っているファンの音と相まってジェット機のようだ。Rufは路側の駐車マスに縦列駐車したいようで切り返しをしている。が、ほどなくエンスト。エンジンをかけ再度チャレンジするもまたエンスト。5000回転回ってるんじゃないかってくらいの鬼半クラで、またエンスト。駐車できない。とうとうエンジンもかかりにくくなってしまった。もうこうなると可哀想で仕方ない。それでも何とか停めたいようで教習所のような鬼半クラを繰り返す。中を覗けばまだ二十代であろう若者が運転していた。Rufが泣いてるよ、できれば代わってあげたいけども、羨ましいようなガッカリなような複雑なココロモチは夏の日差しと相反して次第に冷ややかな目となり、駐車を待たずしてボクはその場を立ち去った。

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