Shovelog

Snow Lights Films

写真の雰囲気

f:id:honday3:20191227165111j:plain

40歳独身女性、ストライクゾーンがとても狭く未だに独身、彼氏なし。
この女性に限らずだけど、女性が男性の写真を見て「あ、こういう人、生理的に苦手」という判断をすることがある。この生理的というのは本能というか感覚的なものだ。しかし彼女は写真だけで判断できないのか「会ってみないとわからないけど」と言う。”真実を写す"写真と言われているが、すでに写真を疑っているのだ。人は見た目によるんだけれども、やっぱり写真だけでは判断ができないのである。写真にあるのは「雰囲気」だけだ。ここに、動作とか話し方とか匂いとかが加味されると本格的に「生理的に苦手」となるのであろう。
写真は嘘をつく、というのは昔から多くの写真家や批評家、哲学者たちが述べてきた。この男性の写真に少しの情報が入ると、また変わってくる。見た目の雰囲気だけが生理的に苦手だとしても、実はものすごい高学歴の立派な学者だったり、鬼すごい芸術家だったりなどの情報が入ってくるとまた見方が変わってくる。また逆にどうしようもないダメ人間だったとしてもパリっと写真に写っていれば嘘をつく事ができる。
どちらがいいのか悪いのかわからない、各々の判断なのだけど、多くの場合いくら中身がしっかりしていても「生理的にダメ」というのはどうしようもなく、妥協できない部分であったりする。とすると、やっぱり「写真」で隠しきることはできない、人は見た目による、のである。所詮写真の情報はそんなものなのである。

にほんブログ村 にほんブログ村へ